2018年10月
2018.10.21 阿弥陀岳登山
南八ケ岳のほぼ中央部に位置する、阿弥陀岳(2805m)ですが、
数えきれないくらい八ヶ岳に来てるけど、意外にも阿弥陀岳は
一度も登頂してません、過去に二度挑んだのですが、悪天候などの理由から
途中で帰ったりして山頂まで行けたのは初めてでした。
朝5:10に静岡市内を車で出発
7:00 道の駅富士川で休憩
先月登った南アルプスの地蔵岳のオベリスクも見えました
7:55 美濃戸口 八ヶ岳山荘到着
なんと台風24号で、途中の橋が崩落したらしく、美濃戸山荘へは車で入れず
いきなり御小屋尾根のロングコースにルート変更となる。
8:10 登山スタート!
30分くらいアスファルトの坂道、別荘地を歩いて進みます。
ようやく登山口が見えてきました。
緩やかな山道がしばらく続きます
古くから信仰のある山なのでしょうか、このようなお札がたくさんありました。
台風で倒された木だと思われます・・・道を塞いでました。
残念ながら、このルートはあまり紅葉がありませんでした。
スタートから1時間ちょっとで登山らしくなってきました。
9:35 御小屋山到着~ いいペースですね。
少し行くと視界が開けて、雪を被った南アルプスの北岳が見えました。
きつい登りが続きます・・・
10:20 不動清水に到着、ここはスルーで先を急ぎます。
霜が降りてました、夜は氷点下なんでしょうね。
この辺の勾配は結構きつかった
ここで視界が開けて、左から北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳
きつい登りが続く~
スタートから3時間、今日登る阿弥陀岳が見えてきた~
こんな勾配です
阿弥陀岳へ向かって再び森の中へ。
ここからは雪が残ってます。
森を抜けて最初の岩場!テンションが上がって来た~
日曜日でこんなにいい天気なのに、ここまで2人しかすれ違ってません、
このコースの人気のなさがよくわかります。
硫黄岳と左奥は蓼科山も見えました。
さあ、山頂へ向かってもひと頑張りです。
アイゼンを装着するほどではありませんが、雪で滑ります。
右手に見えるロープがなかったら登れなかったと思います。
笑った。 脚立をロープ1本で吊るしてる
尾根に出ました!
岩場ですが大したことありません。
最後のロープ場、ここを越えたらあと少しで山頂!
山頂が見えてきた~!
12:05 駐車場から約4時間、阿弥陀岳登頂~ 後ろは赤岳。
中岳から赤岳へ続く稜線、左手に横岳。
富士山もよく見えたけど、逆光で写真ではわかりにくいですね。
30分ほど休憩して12:40下山開始~
このあと悲劇があります・・・
こんなところよく登ってきたと思います。
やっと雪が終わり~
いいペースで降りてます
14:00 御小屋山まで降りてきましたが、ここで痛恨の下山ルートを間違ってしまう・・・
美濃戸口に降りなければならないのに、船山十字路へ向かって降りてしまい、
全く見たことのない景色が出てきたので、少し止まって考えてたら、
運よく下山してくる人がきたので、聞いたら、やはり間違ってて、御小屋山から25分かけて
降りてきたのを、40分かけて登り返すことになりました・・・(泣)
やっと御小屋山の分岐点まで戻ってきました、よくそんな体力が残ってたと思います。
見慣れた道です、今度は間違いありません。
少しだけ紅葉
15:45 やっとアスファルト道まで戻ってきました、この後前方を歩いていた方から、
なんと美濃戸口まで車で乗せてもらい大変助かりました、1時間のロスはありましたが、
その方のお陰で30分取り戻せました。
15:50 美濃戸口、八ヶ岳山荘到着~
道を間違えた時はホントに焦りました、たまたま運よく下山者と合わなかったら
まだ下ってたかもしれません、よく行く山なので油断したましたが、今後は気をつけたいと思います。
皆様も気を付けてください。
2018.9.22~24 南アルプス鳳凰三山登山
今年2回目の南アルプスです。
今回は青木鉱泉から鳳凰小屋を目指し、鳳凰三山を巡る計画です。
初日は大分から来る同級生と静岡空港で合流して、
青木鉱泉で一泊、翌朝から登り始めて、行ける所まで行く、
みたいなプランです。
11:20
同級生と静岡空港で合流後、牧之原SAで昼食
麺屋燕の塩ラーメン、メチャうまです。
途中寄り道もして、15:40 青木鉱泉到着~
宿の外観はこんな感じです
我々は1階の一番奥の部屋でした、明日が早いので9時頃には寝ました。
5:25 まだ薄暗い中スタートです
20分くらいで森を抜け、明るくなってきました。
つづら折りの登山道を登ります
遠くに最初の滝が見えて来ました、テンションが上がってきます!
最初の沢渡りですが、足元が不安定でちょっと怖かったです。
この辺りから少し登りがきつくなってきますが、まだ大したことありません。
しばらくは沢沿いを登る感じです。
7:00 最初の滝、「南精進の滝」に到着、我々は滝は見ずに10分休憩して先を急ぎます
ここから急登になり、きつい登りが始まります。
少し行くとちょっとだけ視界が開けます
原生林の中の急登が続きます・・・
ロープ場が出てきて更に高度を上げて行きます。
少しだけ横歩きがあります
岩場・・・、もうすぐ白糸の滝、がんばれ~
8:40 白糸の滝到着!
10分程休憩をして、次の滝を目指します。
最後の滝までは結構きつい勾配が続きます。
でもあまり疲れないのは、このような原生林の涼しい中を歩いてるからだと思います。
ハート型の葉
9:40 五色の滝入口、我々は先を急ぎます。
この階段がきつい・・・
遠くに薬師岳の山頂が見えました。
少し進むとオベリスク!もうかなり近い感じ~
みんなテンションが上がって来た~
南アルプス天然水、冷たくてキレイ~
ずっと森の中だったので、ここは景色が良かったこともあり、しばらく足が止まりました。
さあ、とりあえずの目標地点、鳳凰小屋を目指します。
もうすぐ鳳凰小屋です。
10:25 鳳凰小屋到着~! 予定より30分以上早かった。
食堂はこんな感じ
寝る所はこんな感じで、富士山並みに狭いです。
11:05 軽く昼食をとって、地蔵が岳へ向かうことにしました。
しばらくは森の中を登っていきます。
視界が開けてきそうです
抜けた~!
振り向けば雲海~!
この砂の急勾配はかなりきつい、なかなか進まない感じです。
あと少しで山頂、がんばれ~
12:10 どこが山頂なのかよくわからないので、この辺を勝手に山頂にしました(笑)
オベリスク~!超迫力です!
高校時代バスケ部で苦楽を共にした、阿部君とオベリスクをバックに記念撮影
賽の河原 お地蔵さんの後ろの山は「甲斐駒ケ岳」
私は体調が悪くここで鳳凰小屋に降りたかったのですが、
同級生の説得もあり観音岳へ向かうことになる。
途中の紅葉
振り向けば雲海の上にオベリスクが見えます
目の前に観音岳が見えてきました。
綺麗な真っ白い道がしばらく続きます。
北岳をバックに!
13:30 鳳凰小屋との分岐点、観音岳まで40分
こんな真っ白な稜線歩きは初めてだと思います。
この登りはかなりきつかった・・・
つらい~・・・
雲海の向うに例の山が見えてきました~!
山頂は目前、がんばれ俺!しかし同級生2人の体力は凄い。
14:05 観音岳登頂~!マジで疲れた~
私はここで終わりにしたかったのですが、薬師岳が近くに見えて、またも同級生から説得され
薬師岳へ向かうことに、明るいうちに鳳凰小屋まで帰れるか?
しばらくは岩場を下るのですが、帰りは当然登らなければなりません(泣)
雲の間を抜けて行く感じです。
雲の上の砂浜を歩いてる感じで、ほかの山ではなかなかない景色だと思います。
青、白、緑、赤、この時期にしか見れない色の演出です
14:50 薬師岳登頂~!もう限界や、小屋まで戻れるかな?
でも無理して来て良かった、観音岳よりも薬師の方が富士山が近く、
山頂が広々して綺麗!
北岳や間ノ岳も目の前に見る事ができます。
15:05 鳳凰小屋に向かって下山開始
ここから観音岳への登り返し(泣)
15:30 再び観音岳へ戻ってきた時に、ブロッケン現象が見れたけど、写真だとわかりませんね。
風が強くなってきました
16:00 鳳凰小屋への分岐点です、ここからは森に入るので風はなくなるでしょう。
久し振りの森って感じです
もう11時間くらい歩いてるので下りもきついです。
所々で紅葉してました。
最後のはしごです
16:40 ようやく鳳凰小屋に到着、暗くなる前に戻ってこれて良かった~
17:40 晩御飯のカレーですが、私は体調が悪く全く食べれませんでした、
山小屋のかたすみませんでした。
食後はこたつの部屋があり、消灯まで他の登山者の方々と談笑して楽しかったです。
9:00 消灯
5:49 翌朝の御来光
6:20 鳳凰小屋で記念写真を撮り青木鉱泉へ下山スタート
6:55 行きに寄れなかった五色の滝
この日は雨予報で、下山は足元が滑ること覚悟したけど、天気は崩れませんでした。
きのこ。
8:45 南精進の滝まで降りてきました、昨日寄れなかったので寄り道します。
途中、ロープ場とかもありました
南精進の滝
さあ、青木鉱泉へ向かってもうひと頑張りです。
最後の沢まで降りてきました。
この森を抜けるとゴール間近です
10:20 青木鉱泉到着~、皆さんお疲れさまでした。
初日、青木鉱泉から三山を巡り、鳳凰小屋まで11時間15分
2日目、鳳凰小屋から青木鉱泉まで4時間
初日の高低差1740mは北岳に次ぐ高低差でした、今年一番きつい登山でした。
この鳳凰三山は南アルプスでも、多くの滝や真っ白い砂の山頂、オベリスクなど、
見どころ満載の山でした、行ったことのない方は是非一度行って欲しい山です。